2011年4月21日木曜日

送電線を借金の形にすれば自然エネルギーを開発できる

テレビのニュースでは連日「夏場の電力不足」とお決まりのフレーズが飛び交い、まるで「電力会社がなかったら私たち日本は衰退するぞー」と催眠術をかけられているような気がします。
でもネットで情報を得ることができるわたしたちは、テレビや新聞からの大本営発表だけでない
いろんな草の根情報や、自主番組から情報を得ることができます。
いい時代になったなぁと・・・・

そんな中でこれはいい!と思った田中優さんの提言



勝手に要約させていただきました。

  1. 原子力賠償制度を上回る被害額を国家が立て替えをせざるを得ないなら、借金の形に、「送電線」をとりあげれば良い。
  2. 発電と配電はどんな業者がやってもいいが、送電線を電力会社が握っているかぎり、現状発電した電気を人々に送ることができないために、日本では自然エネルギーの発達を阻んできた
  3. 政府が被害額を補償するかわりに送電線を国が運営することで、誰が発電した電気でも人々に回していくことができる
  4. 今回の原発事故を、国策を変えて自然エネルギーへ変える転換のチャンスにしよう
  5. 自然エネルギーの技術が発達することでたくさんの雇用が生まれるはず
  6. ピーク時の電気使用量の4分の3を占めるのは企業の電気消費。
  7. 企業向けの電気料金は、使えば使うほど安くなる制度になっているので、これをやめれば、企業は節電の設備導入を進めることができる
  8. 電気使用の時、ピーク時だけを減らすしくみ作りを考える。まず「ピーク時の省エネ」を考える、こちらの方が、太陽光発電などを考えるよりずっとコストがかからない。
  9. 以上のような考え方が普及しなかったのは、広告費の大半を担っている電力会社が、テレビと新聞の広告を牛耳ってきたから、どのテレビも新聞もこのような発言ができなかった。
  10. もし日本の西にある原発が事故をしたらと思うと、こんなことはとても言っていられないので、今回のことがとてもラッキーだったと思って、日本を転換させる良い機会にしましょう。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、匿名でごめんなさい。
    モモンガさんの作成するHPは温かな心遣いが溢れていますね。素敵です。
    実は、私はいかなる理由があるにせよ、原発完全撤廃の立場です。モモンガさんのブログを拝見いたしました、スタンスの違いがあればこのコメントは無視してください。原発事故発生時からマスコミ、広報等に疑問を感じていた時に、武田邦彦(中部大学教授)のブログに出会いました。分かりやすく信頼できると思い毎日拝見しています。そこでお願いです、モモンガさんが読んでみて、モモンガさんのブログに紹介可能ならば、紹介していただきたいと思い、コメントしました。武田教授のブログは引用は自由にとなっています。モモンガさんのこのブログは沢山の方が拝見されていると存知ましてのお願いです。突然の唐突なお願いでごめんなさい。長々お許し下さい。

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  2. 匿名さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    私も同じ気持ちでいます。
    武田先生のブログも(全部じゃないですが)よく読んでいます。
    当たり前のことをわかりやすく解説してくれてありがたいですね。

    私が憂慮してるのは、ネットをみれない、テレビしかみない人たちにどうやってこの現状を伝えたらいいんだろう・・と悩むことがありますね。。。
    うちの親や近所の友人など・・・・かなり温度差があります。うーん・・・・

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