2010年1月24日日曜日

web屋さんと文章力

 時々、webデザイナーの卵さんにマンツーマンで講習をしてます。
 素材がすべてそろったダミーサイトがあってそれを、マニュアル通りに作って行くという練習方法もあるんですが、正しいxhtmlとcssの作り方や、Dreamweaverなどのソフトの使い方を学ぶにはそれでもいいんですが、そういう方法を一通り終えた生徒さんに、実践として、実際のホームページの「簡単な編集作業をやってみて」というと、とたんに壁にぶつかってしまうんですね。

 (例:とある食品通販サイト)
「サイトオーナー様から、お歳暮のシーズンだから、表紙を贈答用りんごに変更してって依頼が来ました。ここからここまでが、現在秋の案内をしてるからお歳暮用に変えてみてね」と課題を出します。

 すると、生徒さんはエディタを前にしてしばらく悩んでいます。「・・・・・・・・・・・・(@_@;)」
 しばらく考えたあと「えっと、、すみません、、文章が思い浮かびません!!(汗)」


 いくつか具体的な方法があります。

1)昨年のデータを調べて、それを引っ張り出して一部変更する。(index.htmlは、そのときの日付をつけて保存してあります。例えばindex2008-12.htmlは、2008年の12月の表紙)

2)「贈答 りんご」こんなキーワードで検索していろんなサイトを参考にする。

3)自分がお歳暮用にりんごを買おうと思ってネット検索する場面を想像して、自分ならどんなキーワードで探すだろうと考えてみる。そのキーワードをいれた文章を考える。


実際には、1と2と3を組み合わせて作業することが多いです。

 webデザイナーだからって、デザイン(みため)のことだけ考えていればいいというわけじゃないです。
 完璧なコピーライティングをくっつけて依頼をしてくれるお客様はまずいません。原稿や資料が足りなければ、こんな文章どうでしょうと伝えて、言葉を引き出さないといけません。
 コピーライティングは私の仕事じゃありませんなんて言っていたら、この不況の時に仕事なんて貰えないです。
 誰でも1伝えて10気を利かせてやってくれる人に頼みたいですよね。

 文章力がないとweb屋さんはつらい。
 編集能力がないと、混沌とした状態から、ページの組み立てもできない。
 そして、文章力&編集力は、究極の基本SEO対策につながります
 検索エンジンはテキストを理解し、サイトの構成を理解しながらサイトを評価します。
 上手に構成されているサイトは、読者にもわかりやすいし、検索エンジンにもわかりやすくできています。

 ということで、文章と編集のチカラをつけておくのは、けっしてwebデザイナーにとって無駄にはならない、大いに役に立ちますです。


このサイトは素敵な文章がいっぱい詰まったエッセイサイトです。
モモンガのおすすめ・・・・・・・
⇒薪ストーブエッセイ・森からの便り
 

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