2011年4月25日月曜日

小出裕章さんのドキュメンタリー

4年前、毎日放送が小出裕章さんを主人公にしたドキュメンタリー「なぜ警告を続けるのか」を制作しました。
ところが深夜に放送したとたん、関西電力が毎日放送へのCMを止めて、ものすごい圧力をかけたそうです。
結局一月広告を止め、制作したディレクターは首になってしまったそうです。 ソースもとはこちら
こういう社会はよくない、視聴者のみんなでこういうことをやめさせようという動きをつくっていかないといけないなぁと思います。
私の大事な人たち、友人、身内、近所のひとたち、みんな地上波のワイドショーの方を信じてしまいます。







2011年4月21日木曜日

送電線を借金の形にすれば自然エネルギーを開発できる

テレビのニュースでは連日「夏場の電力不足」とお決まりのフレーズが飛び交い、まるで「電力会社がなかったら私たち日本は衰退するぞー」と催眠術をかけられているような気がします。
でもネットで情報を得ることができるわたしたちは、テレビや新聞からの大本営発表だけでない
いろんな草の根情報や、自主番組から情報を得ることができます。
いい時代になったなぁと・・・・

そんな中でこれはいい!と思った田中優さんの提言



勝手に要約させていただきました。

  1. 原子力賠償制度を上回る被害額を国家が立て替えをせざるを得ないなら、借金の形に、「送電線」をとりあげれば良い。
  2. 発電と配電はどんな業者がやってもいいが、送電線を電力会社が握っているかぎり、現状発電した電気を人々に送ることができないために、日本では自然エネルギーの発達を阻んできた
  3. 政府が被害額を補償するかわりに送電線を国が運営することで、誰が発電した電気でも人々に回していくことができる
  4. 今回の原発事故を、国策を変えて自然エネルギーへ変える転換のチャンスにしよう
  5. 自然エネルギーの技術が発達することでたくさんの雇用が生まれるはず
  6. ピーク時の電気使用量の4分の3を占めるのは企業の電気消費。
  7. 企業向けの電気料金は、使えば使うほど安くなる制度になっているので、これをやめれば、企業は節電の設備導入を進めることができる
  8. 電気使用の時、ピーク時だけを減らすしくみ作りを考える。まず「ピーク時の省エネ」を考える、こちらの方が、太陽光発電などを考えるよりずっとコストがかからない。
  9. 以上のような考え方が普及しなかったのは、広告費の大半を担っている電力会社が、テレビと新聞の広告を牛耳ってきたから、どのテレビも新聞もこのような発言ができなかった。
  10. もし日本の西にある原発が事故をしたらと思うと、こんなことはとても言っていられないので、今回のことがとてもラッキーだったと思って、日本を転換させる良い機会にしましょう。

2011年4月3日日曜日

ネットショップ店長さんへ、振込詐欺の予防情報

友人のネットショップ店長さんより相談があり、いろいろ調べたことをまとめておきます。
一つでも多くの被害を減らすためになってくれるといいんですが・・・・

事例(友人のショップ Aショップ 相手の会社 B商社 とします)
  1. Aショップに、B商社というところから電話が入り、「商品をまとめて10万円ほど発送してほしい」と発注がありました。
  2. 2月の末日に発注があったので、発送したところ、B商社への到着が3月1日なので、3月末日に振込があるとのこと。
  3. B商社に電話をすると、受付が出たり、担当者が出たり、上司に代わったりするので、大きな会社だと信用してしまった。なおかつ、ホームページを見ると大きな会社のようだったので信用してしまったそうです。
  4. 商品が到着した後に、すぐに次の大口注文があったので、心配になって調べてみたところ、いろいろ不審な点が出てきました。
  5. 結局4月になっても振込はなく、限りなく詐欺に遭ってしまった可能性が高い状態です。
最初に発送する前に調べれば良かったのですが、あとから調べた結果、このような不審な点がありました
  1. B商社は、上場会社情報で検索しても出てこない
    http://www.comsearch.jp/search/
  2. 年商5億円もあるのに、帝国データバンクのリストにのっていない
    http://www.tdb.co.jp/
  3. ここで、ドメインの取得年月日を調べると、つい2ヵ月前に取得したばかり
    IPドメインSEARCH http://www.mse.co.jp/ip_domain/
  4. 住所は大手町の高層ビルの27階ですが、オフィスビルの名前で検索すると、「レンタルオフィス」「秘書代行」「電話受付代行」をしている会社が一部利用しているビルだった。
  5. 沿革をみると、2005年設立、2010年8月に本社を千代田区大手町に移し、半年後に数キロ離れた日本橋に支社を設置(こんな近くに支社を置くなんておかしい)
  6. 主要取引先   「居酒屋チェーン、食品製造メーカー、ホテル、旅館、雑貨店、家具専門店、ホームセンター、建材会社、リフォーム会社、老人ホーム、福祉施設等」とあるだけで具体的な名前がひとつも挙がっていない
  7. 電話番号、会社名、代表者名、ドメインで検索しても最近の情報しか出てこない(リクルート関連サイトなどに登録して大々的に募集をしているページはひっかかりました)
  8. さらにツイッターのリアルタイム検索をすると、ドメイン名が明記され、「詐欺かもしれない」と警告する他の方のツイートがヒットしました
B商社は、ホームページをみるととても大きな会社に見えます。
でも、ホームページだけならいくらでも大きな会社に見せることが可能です。
従業員数も設立年月日も年商もどんなこともかけるし、写真もきれいなものを載せ、デザインも洗練させることができるので、ほとんど費用をかけずに、大手企業をでっちあげることができます。

新規の大口の取引依頼があったときは、ホームページの大きさに惑わされないで、きちんと情報を調べてください。


 現時点ではまだ詐欺確定ではないので、これ以上詳細は出せないのですが、99%怪しいし、Aショップではこの金額の回収はまず無理だと思われます。

Googleのリアルタイム検索の使い方

  1. ここがリアルタイム検索(出てなかったら「▼もっと見る」をclickすると出てきます
  2. ここに電話番号や会社名、ドメイン名を入れます。ドメインとは、会社のホームページのアドレスからhttp://をとったあとの、 example.com のようなものです。
  3. もしかして・・・で出てくるのは類似したドメイン名を持つ別会社(むしろマネされて気の毒な立場・・・)
  4. ここにタイムラインが出ているので、スライダーを動かすと、(または、年月日のところを押してさらに過去をさぐると・・・)検索でヒットしたツイートの一番最初のツイートはどれなんだろう・・・?と辿ることができます。(RTが繰り返されていると、どれが最初の発信者なのかを見つけるのが困難ですよね)
  5. これが、検索して出てきた結果。Twitterのログの場合、ツイートされた日付も出ているのでさらに便利です。
  6. 十分に検索したいときはここもクリックして確かめましょう
  7. これは、私がこの件で問い合わせしたツイートがヒットしています。(これが最新情報なので)


このような架空の会社のwebサイトを作っているのもどこか私の同業者なんだろうか・・と思うと悲しくなります。
詐欺の会社の荷担をするような仕事だけは絶対やってほしくないです。

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