2012年9月17日月曜日

鹿肉キーマカレー作りました

肉のスズキヤさんで鹿ミンチの販売が始まったのがきっかけで、鹿挽肉料理にはまってる我が家です。
定番のキーマカレーを作りました。
カレーの大原屋さんの「カレーな小瓶」を使っています。






ブログとfacebookとが鹿でつながった・・・


実はこの話、めぐりめぐっていろんなところでつながっていまして、最初に宮崎学が書いたブロ
「塩化カルシウムが野生動物を増やす」を読んで、大原屋さんがブログで、
鹿の増加で困っている長野県・・もっと鹿肉を美味しく食べられるようになったら、いろんな立場の人が助かって、しかも山国の人も元気になれるのにねぇ・・という話題を書いていただいたのが発端でした。>ブログはこちら

そしたらfacebookでそれを読んだ、肉のスズキヤの奥様が「ちょうどうちでも鹿ミンチの販売始めました!」とコメントされ、同時に肉のスズキヤさんから「モモンガさん、鹿ミンチ始めたから、鹿肉でいろんな料理作ってみてくれない?」と言われ、ここのところ、鹿挽肉でいろんなお料理を作って楽しんでいます。

そんなわけで、カレーな小瓶で作るとめっちゃ簡単にしかも本格的な洋食屋さんの味(しかも我が家風にアレンジ可能)でカレーができますよ!って記事を書こうと思ったわけです。


実は鹿肉は誤解されています


実は鹿肉は一般には「ぱさぱさしてる」「匂いがきつい」「堅い」等、食べにくいと思われているお肉なのです。
(料亭や旅館などで出される鹿刺身は、鹿肉のほんの一部の高級食材の部分で、この場合は別ですが)

長野県じゃない都会の方などは「鹿肉なんて食べたことがない、どんな味?」って不思議に思われるかもしれませんが、
長野県は意外と、近所の猟師さんにいただいた、みたいな事例があって、鹿肉を食べたことがある人が割と多い県です。

でも、冒頭のぱさぱさ・・とか、匂いが嫌い・・というのは、猟師さんが鹿を仕留めるときの方法や、すぐに良い処理をしているかどうか・・とか、
美味しい時期とだめな時期がある・・・とか、美味しい場所・・・とか、カットの方法・・とか、
いろんな要因があって、そこはプロのお肉屋さんは、本当に腕の良い信用のおける猟師さんから、その場で獲物をみて、良い上質の鹿しか仕入れないので、
鹿肉=食べにくい と一概に決めつけるのは勿体ない話で、せっかくの鹿肉が美味しく消費されないのは気の毒です。

鹿の被害と山村の実態


鹿は可愛いです、私が見てもかわいいし、野生動物がたくさんいる県なんて、信州は素晴らしいなぁって思いますが、人間が自然に関与したことで生態系を崩してしまい、必要以上に増えすぎた鹿はちゃんとコントロールしないと、
自然界全体や、山の人の暮らしや、高山植物などの貴重な遺伝子などを守るためにはどうしても仕方ないことだと思います。

でもその鹿が美味しくないと思われるために敬遠されてるとしたらやっぱり残念です。

私か住んでいる場所は、天竜川を挟んで、中央アルプスのふもとにあって、以前野生の鹿は、天竜川を挟んで対岸の南アルプスばかりに増えているというのが常識でした。

それが、5年ほど前にはじめて夜の道路で、運転中に親子の鹿を見かけて「こんな場所に鹿がいるなんて・・・」とかなりびっくりしたんですが、それがあれよあれよという間に増えてきて
今では近所の人がみんな「今日も鹿を見た」「先日鹿が・・・」と話題にするようになっています。
鹿は天竜川を渡ってどんどん反対側にも進出中です。
詳しくは宮崎学のブログで読んでみてください


遠山郷にあるお肉屋さんが全国に発信


肉のスズキヤさんは、人口たったの2000人という山里「遠山郷」にあるお肉屋さんです。
ホームページでは、こんなメッセージを発信しながら、全国の皆さんに信州の山のお肉美味しく食べて貰いたい・・・・とお肉を加工販売しています。


山里に住む人は、自然の厳しさや獣たちとの戦いの中で負けないように元気に暮らしています。山肉を美味しくいただくことは、そんな山里に住むむらびとたちへの応援になります。
人が上手に自然や動物と共存していけるように、日本のふるさとの味を美味しく楽しんでください。







人間を観察しながらしたたかに生きる動物たちを撮影した写真ルポ
宮崎学の「イマドキの野生動物」


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